昨年の暮れくらいからあちこちで言っていた(?)CG・画像処理用のパソコンをついに注文した!
今は2000年に購入したノートPCをハードディスクとメモリーだけ増やして使っているんだけど、さすがにちょっと大掛かりな作品を扱おうとすると処理に待たされるし、何より増やしたと言っても192MBしかないメモリーではすぐにスワップが始まってしまってやる気が削がれる。
そこへきて昨年暮れからこのノートPCのディスプレーが赤味を帯びるようになってきて、色合いの判断も難しくなってきた。赤味は電源投入やサスペンドからの復帰直後にひどくて、使っているうちにだんだん元に戻っていくんだけど、ネットで調べてみると、これはディスプレーのバックライトに使われているランプの寿命が近いことを示す症状らしい。
それでこの際、CG・画像用には別のパソコンを買おうと決めたわけです。
購入計画方針としては、できればPC本体+ディスプレー+キーボード+トラックボール+OSという基本構成を15万円くらいで揃えたいと思っていました。マウスじゃなくてトラックボールなのは、今使っているノートPCのポインティング・デバイスがトラックボールでそれに慣れていることと、マウスは既に士郎正宗デザインのものを持ってるから。まあノートPCのスペース・バー下で親指で扱うのとキーボードから手を離して扱うのとでは同じ感覚ではないだろうけど、でもボールを親指で扱うタイプを選んだ。
今回はNECやソニーといったメーカー品ではなく、いわゆるショップブランドのものを買うことにしたので、予算を元にいくつかのお店のネット見積もりを試してみたり、本を読んでパーツの情報を集めたりしました。それまで自作PC関連の知識は全く無かったので最初はあまりの情報の多さに混乱したけど、調べていくうちに自分なりの方針もはっきりしてきて的が絞れてきた。
どうやら今はデスクトップPCのシステム全体に対する移行期みたいで、どんなに頑張ってシステムを構成しても例えば5年後に部分的な置き換えによるアップデート・延命は難しそうということが分かり、それなら割り切って、今の時点でそこそこ新しめの構成にしてそれを長く使うことにしました。例えばマザーボードやPCの箱・電源に関しても今はATXという規格だけど、そろそろ全く新しいBTXが出始めている。ATXとBTXは相互の流用が全くできないみたいなので、ATXで割り切るかBTXの各パーツの選択肢が広がり価格が下がるのを待つかというとになる。もちろん僕は待てないのでATXです。
次にCPUとチップセット(CPUとその他のパーツを繋ぐ制御用LSI)だけど、ここが一番悩んだ。CPUはコストパフォーマンスや消費電力・発熱を考えるとAMDのAthlon系の方が良いみたいなんだけど、目的が飽くまでもCGで、メインで使うソフトも決まっているので、そのソフトがマルチ・プロセッサーに対応している以上ハイパー・スレッディング(HTT)があるPentium4だ(でもこれでも別の悩みが発生する)。チップセットはこれまたコストパフォーマンスを基準にすると変わるんだけど、周辺機器との接続(特にUSBオーディオ機器)での無難さ・使えるPen4の種類でインテルを選んだ。結局王道というか面倒を避けた格好だ。
CPUはPentium4にしたけど実はこれも難しい時期に来ていて、少し前ならNorthwoodコアという種類で選択の余地無しだったんだけど、今はPrescottコアという新しい種類が出回っている。これは新しいくせに消費電力・発熱・通常目的での計算能力のいずれも古いNorthwoodに劣っているらしいのだ。でも現実問題として、今回は自作PCではなくあくまでもショップブランドの注文購入(BTO)にするので、そうすると総合的な選択肢としてはPrescottしかない。しかし悲観するのはまだ早かった。同じPrescottでもステッピングという、ソフトでいうバージョンみたいなものが上がっていて、E0ステップは消費電力と発熱は大分改善されているらしい! その上PrescottのE0はNXビット(XDビット)というメモリー保護機能がついて、WindowsXPのSP2と組み合わせるとセキュリティが向上するらしい。
ということでPentium4 Prescott E0のCPUを選択すればまあまあ納得できる。実際の品番で言うとPentium4 5x0Jという最後にJが付いているものなら良いみたいだ(厳密にはE0にも更に二種類あるみたいだけど、BTOでそこまで指定するのは神経質すぎると思う)。5x0のxの部分の数字は単純に大きい方がクロック数が高くて計算が速いけどその分高価だし、xが6以上は消費電力も高くなってしまう(E0の場合)。ということで最終的には予算も考慮してPentium4 540Jにした。実は540のJ付きがショップに出回るようになったのは今年になってからなのだ。メーカー製パソコンには昨年から採用されていたけど。
CPUと対応するチップセットさえ決まればあとはそれほど難しくは無かった。グラフィックカードはCG目的なのに実は買わず、当面はチップセット内蔵のグラフィック機能を使うことにした。というかグラフィック機能のあるチップセットを選んだのだ。そのチップセットは915G+ICH6Rというものなんだけど、これのグラフィック機能は少し前の中級グラフィックカードに相当するみたいなので、いまどきの3DCGゲームには力不足でもCG製作の作業画面の描写には十分だと考えました。
メモリーは、OSがWinXPであること、チップセットのグラフィック機能にも使われること(グラフィックカードなら専用メモリーを積んでいる)を考えると最低でも1GBは必要。予算の都合でDDR-400で、速度向上のために512MB×2のデュアルチャンネル構成にした。これは将来、DDR2-533の1GB×2(=2GB)に替えるかも知れません。DDRよりDDR2の方が高速・省電力らしいのだけど、まだまだDDR2は高価です。
ハードディスクにはそれほどこだわりは無いけど、これからはシリアル-ATAという規格が主流になるらしいので、これの日立の160GBを選んだ。これも可能であれば将来は同量以上のものをもう一台加えたい。
キーボードとディスプレーは別途購入するとして、OSにWinXP Proを選んだ他の残りの選択肢はショップブランドの既定のままだ。光学ドライブはDL対応のDVD±RWだったので、DVD-RAMが使えないけどそのままにした。DVDマルチドライブはUSB2接続の外付けを持ってるから、DVD-RAMはそれで読み書きすれば良い。
上記のように構成したら12万円弱になった。まだディスプレーとキーボードが無いから総額15万円以内という目標はもう無理だけど、自分なりに満足できるものになったのでまあ納得だ。
今のノートPCとCGに関わる部分を比べるとこうなる。
| ノートPC | 新PC |
|---|
| CPU | Celeron | Pentium4 |
|---|
| クロック | 500MHz | 3.2GHz |
| HTT | なし | あり |
| メインメモリー | 192MB | 1GB |
|---|
| グラフィック | NeoMagic | インテルGMA900 |
|---|
| メモリー | 4MB | 最大224MB(メインメモリーと共用) |
(なんか表の上がすごく空いちゃってる)
クロック数が6倍でHTTがあることを考慮すると、CGレンダリングの計算速度は10倍くらい速くなるんじゃないかと期待。あと作業画面の反応もずっとよくなると思う。ちなみに購入したお店は
Faithです。
ディスプレーは単純にナナオのFlexScan M170を選択。色の管理はキャリブレーション対応のものほど厳密ではないにせよ非プロが扱うには十分なだけの性能はあると思うし、液晶ディスプレーとしては動画の反応が良いらしいので、高いけど奮発しました。最初はFaithでPCと一緒に買おうかと思ったけど案外安くなかったんで、NTT-Xで注文。
結局ここまでの総額は18万円を超えました(T T)。
キーボードはこれから店頭で実際に触って買うことにした。テンキーの無い、ノートPCのキーボードみたいなコンパクトなものを考えています。
さあこれであとには引けなくなったぞ。部屋の片付けもちゃんとしなくちゃ(笑)!
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