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2012年12月の1件の記事

2012.12.03

瞬間の顔 Vol.5

 写真家・山岸伸別ウィンドウで開く先生の写真展『瞬間の顔 Vol.5』を観た。

 山岸先生と言えば女性のグラビア写真が一番知られているけど、こういった人物写真(このシリーズでは男性ばかり)もなかなかの存在感のある写真を撮られます。

 場所柄(オリンパスギャラリー東京)、オリンパスのデジカメで撮った作品ばかりだったけど、この大きさ(半切くらい?)でも細部まで先鋭に描写できていてとても見応えがあった。被写体によってトンネル効果っぽい四隅が暗くなった作品もあったけど、これらはカメラ内蔵のフィルター機能で撮影時に掛け撮りしているとのこと。パソコン上で後加工するのではなく、撮るときにイメージを決めてフィルターを掛けて撮ってしまうというあたり、機能と効果を理解したプロだなと感心してしまった。
 今はパソコンでの加工が何でも出来るので、やろうと思えばいくらでも手を加えられる反面、曖昧なイメージのままシャッターを切りパソコン上で際限なくいじり回すことにもなりがち。それで収拾付かなくなったり、写真なんだかパソコンアートなんだか分からないような中途半端な作品になるより、“写真作品”として仕上げる割り切りがあった方が明瞭な作品になるのでこういう方向性は私の好み。もちろんパソコンアートという作品づくりもいいと思うけど、それは写真とは別の意識のもとで製作されるべきもの。パソコン加工技術の浸透によって、“写真とは”という内省が写真家各自に問われる時代とも言えます。
 ちなみに山岸先生も、パソコン加工は一切やらないという訳ではなく、被写体のシワを軽減したりするそうです。あと恐らく明るさや色調の微調整もしてるでしょう。でも基本的にはそういった“調整”の範囲内のことしかされないようです。先生も過去には写真を素材としたパソコンアートと言えるような作品も発表していますが、この『瞬間の顔』がそういう方向性でないことははっきりしています。オーソドックスな“記念写真”にとても近い感じ。

 山岸先生と言えば、慢性骨髄性白血病を患っていることが知られていますが、こういった写真展で見せるお姿も作品もとてもエネルギッシュ。これからもどんどん写真を撮って欲しいです。

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